ユーロ圏成長率、第2四半期前期比+0.3% 域内まだら模様
(VOVWORLD) -欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が30日発表した第2・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)速報値は、前期比0.3%増、前年比0.6%増でした。
(写真:AFP/TTXVN) |
前四半期のペースをほぼ維持し、エコノミスト予想を小幅上回りました。
フランスとスペインが予想以上となり、イタリアは予想と一致、ドイツは予想外にマイナス成長となりました。減少しました。
7月の消費者信頼感指数もマイナスとなりました。
INGのエコノミストは、ユーロ圏経済はフランスのように良い面もあるが全体的には悪いと指摘しました。ナティクシスのエコノミストは「フランスの今年の成長率は上振れし1.2%程度まで上昇する可能性がある。財政にも良いニュースだ」と述べました。
イタリアは純輸出の落ち込みを在庫が補って0.2%成長となりました。スペインは公共投資の寄与もあって予想を大幅に上回る0.8%成長となりました。
ドイツは遅れをとり、設備・建設などの投資減少により0.1%のマイナス成長となりました。コメルツ銀行のエコノミストは、「企業は長年にわたる競争力の低下、消費者はインフレによる購買力低下に苦しんでいる」と述べました。(ロイター)